Stage 3
地下フロア
(地下1階から地下100階)での戦い回
突然の量産型ギャバコップの暴走。
それはやり方の手ぬるいギンの排除を目論むシャルロックによる罠であった。
武装警察の全権を握ったシャルロックはそのまま地下フロアの支柱を破壊。
フロアもろとも怪盗たちを押しつぶそうとする。
「シャル。何故ここまで―――」
崩落する地下フロアに巻き込まれる市民たち。
怪盗と一部刑事たちは一時休戦し、フロアの崩落を食い止めようとする。
「カモン、マイバディ!」
絡繰り怪盗ゲンナイは大型パワードスーツに乗り込み、崩落した天井を支えようとする。
機動警部補ギャバコップもこれに協力しようとするが、シャルロックにより行動プログラムを制御された彼はゲンナイを攻撃してしまう。
爆散するパワードスーツ。
フラッシュバックする光景。
ゲンナイは最後に悟る。
「あなたは、まさかお父さ―――」
パワードスーツを破壊されたゲンナイはフロアの崩落に巻き込まれる。
「くっ。これまでの報酬だ、コジロウくん!」
最後の力でICチップと小切手をコジロウに投げ渡した彼女は、そのまま瓦礫に押しつぶされ命を落とすのであった。
「お父様?ゲンナイ?あ、ああああああああ……」
ゲンナイの最後の叫び。それが失われたギャバコップの記憶を呼び戻す。
かつて絡繰り怪盗として活躍していた自分。
警察に捕まり、機動警部補に改造された過去。
そして自らが造り上げた人造人間の少女。
「出来損ないの娘は、出来損ないの父親に処分させる。実に効率的だろう?」
「シャルロック!!貴様――――――」
現場に現れたシャルロックに、飛びかかるギャバコップ。
しかし、
「あいにくだが、犯罪者に人権はない」
シャルロックによりメモリーをリセットされたギャバコップは、あっさり元の機動警部補に戻るのであった。
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