――――――と、いう夢を見た。 混濁する意識。 混ざり合う現実と虚構 舞い散る可能性が星屑となって飛び交う 前後左右も分からぬ混沌の渦で 人生はたった一度きり どうせだったら楽しい方がいい 誰かの歌声を聴いた気がした 歌声は光の粒子と化して周囲を照らす 光は束となって柱を作る 人生を楽しくするのは程よい娯楽に程よいスリル そして素敵な仲間がいればそれで十分 その光に吸い寄せられるように…… 光に導かれるように…… 故に…… そうして……、俺は目を覚ました