Introduction
あなたは後悔をしたことがあるだろうか。
何かが終わりを告げた時、何かに別れを告げた時、その胸に悔いを抱いたことはあるだろうか。
この物語の主人公、アルセウス・エクスカリバーはその物語の最後に最大の後悔を抱いた男だ。
彼の人生は敗北に終わり、手に入れたものは全て失われる。
しかし本当に彼を後悔させるのはそのようなことではなく、この先彼が犯すであろうある「大罪」にこそある。
この物語は彼がそこにいたる道程を記したもの。
彼は天才で超人でスペシャルだ。
しかしそれでも一個の人間であることに変わりはなく、場合によっては道半ばで命を落とすことだってあり得る。
しかしそれでは困るのだ。
例え彼の行く先に待つ未来がいかに悲惨なものだとしても、例えそこに待つ運命がいかに過酷なものだとしても、その運命の旅の果てには彼との出会いを必要としている彼女達がいる。
故に、あなたの力を貸してほしいのだ。
この物語を解くための鍵を彼に手渡すことで、彼をあるべき運命へと導いて欲しい。
今回の試練を解く上で重要な鍵は以下の文だ。
神堂の時計が7時を指していたのは、彼らが■■■の中にいるからである。
■はそれぞれひらがな一字が入ります。
これは終わりと始まりをつなげるための旅。
ん?ぼくは何者かって?
ぼくは天使……、天使イザナギエル。
この物語に関わることを嫌う彼女の代わりにやってきた、代理のナビゲーターさ。
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